みなさま、こんにちは。
秀真（ほつま）ことだま学 主宰 月行大道（げっこうたいどう）です。

秀真ことだま学では……

『名前はその物の性格や運気を決定づける言霊である』

と言う考えを持っています。

このコラムでは、今話題の人物、財界人、会社や商品を取り上げ、その『名前に含まれる響き』を秀真ことだま学の占断理論に基づき占断し、成功を勝ち得、失敗を回避するヒントを探っていこうと思います。

第4回は…
『ソニー と ウォークマン』を取り上げて行きたいと思います。

ソニー株式会社
前身の東京通信工業株式会社から引き継ぐエレクトロニクス事業から、ゲーム、金融、映画・音楽といったエンタテイメント事業も手がけるソニーグループの中核企業として有名な会社ですね。

この会社名を占断すると……

『変化運』『助力運』『営業運』を運んでくる社名と出ます。

『変化運』は、社内に発明や独創の機運を醸成し、新規事業を立ち上げるなど、常に業界をリードする気風を育ててくれます。

また『助力運』とは、目標達成に向けて組織が一丸となって邁進する運気を現します。
ただ、この運気は組織が強固なだけに組織内部の意見を尊重し、周囲（マーケット等）の意見に耳を傾ける柔軟性に欠ける傾向があります。
この運気は、VHSとベータマックスの規格争いの折のソニーの行動やその他の製品の開発におけるこの会社の特徴を良く表している様で興味深いものがあります。

一方で、『営業運』を持っているのもこの会社の特徴です。
『営業運』とは、読んで字の如く、自社の商品を魅力的にプレゼンする能力を高めてくれる運気を言います。

どんなに技術の優れた商品や製品でも、売れなければ収益に繋がりません。
その点、ソニーのゲーム機のPlay StationやパソコンのVAIOそして今回取り上げる音楽プレイヤーのウォークマンなど、それぞれのプロジェクト名をブランド名として売り出すという営業戦略は成功を収めているのではないでしょうか。

さて、秀真ことだま学では、こうしたプロジェクト名やブランド名とそれを産み出した親会社との相性を占断し、そのプロジェクトやブランドに対する戦略を考えることがあります。

そこで、ソニーとウォークマンの相性を占断してみたのですが……

『離別の縁（えにし）』『自立の縁』と出ます。

自分のお腹を痛めて産んだ子供は、やがて自立し巣立って行く……
この『親子の離別』を象徴するような関係性が現れています。

ところで、秀真ことだま学には……
『七歳までは神のうち』
という教えがあります。

子供は、七歳までは天からの預かりものとして、親の庇護の元、まるで親の一部ででもあるようにして育てるべきと教える一方、八歳の誕生日を迎えたら今度は一人前の『他人』として『行儀』を以って接するべきであるという意味です。

つまり、子供が八歳になったら、自動的に子には『親離れ』、親には『子離れ』の時期が来ると教えているのですが、私の占断経験によると、『親の子離れ』が出来ていない事例が多々あります。

もしかしたら、ソニーとウォークマンの事例も……
ソニーという親の産み出したウォークマンという子供は、すでにブランドとして自立を果たし、親の干渉を時として煩く感じ始めているのかも知れません。

そろそろ、ウォークマンというブランドとして、親の手から離し、自由に羽ばたかせてあげる時期に来ているのかも知れません。

それでは、今回はここまでと致します。

みなさまにとってこの月が良い月でありますようにお祈りして……

生宮恵美賜

秀真ことだま学
主宰 月行大道 拝

 

※ウオークマン1号機の写真は「AV Watch」よりお借りしました。